PHOTO MAIL DIARY
照麻の写メ日記
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照麻の写メ日記
死にかけた話
これは、
僕が昔水商売をしてた頃の話なんですけど。
その日、仕事終わりに
知り合いのバーに行こうとしてまして、
目的のビルに着いて
エレベーター待ってたんです。
ちょうどエレベーターが降りてきたんで、
僕がボタン押しながら
「どうぞ〜」って言ったんです。
そしたら、
知らん変なおっさんが急に
言いがかりつけてきまして。
正直、
関わりたくなかったんで
そのまま無視してバーに入りました。
ほんなら、
そのバーに
さっきのおっさん入ってきたんです。
もう空気最悪で、
店に迷惑かかるなと思って、
「外で話しましょう」って言って
一緒に外出たら——
そこからです。
後ろから
若い衆がどんどん集まってきて、
気づいたら10人くらいに囲まれてました。
完全に
リアル10人ニキ。
しかも最後に、
顔面にデカい蜘蛛のタトゥー入った
めちゃくちゃデカい大男が来て、
「あ、これ人生終わったな」
って本気で思いました。
で、
僕、人生で初めて
心の底から全力で謝りました。
ほんなら、
・言いがかりつけてきたおっさんと
バーのマスター、
同じ「ノブ」って名前で
・向こうのお偉いさんと
僕の名前が同じ名前で
・その時着てたパーカーが
gimenchyっていう
地面師とGivenchyの
謎のパクリブランドで
それ見た若い衆が
クスクス笑い出して。
なんかもう
全部が奇跡的に噛み合って、
空気が一気に緩んだんです。
最終的に
「もうええわ」って言われて、
一杯奢ってもらうという
まさかのハッピーエンドでした。
最後に
「ミナミで何かあったら言えよ」
って言われたんですけど、
正直、
関わりたくなさすぎて
連絡先は聞いてません。
あの日以来、
僕は
エレベーターで
「開」を押すのをやめました。

